ギターの祭典にご来場ありがとうございました。

昨日行われた、公益社団法人日本ギター連盟主催の

「ギターの祭典」お陰様で盛会に終わりました。

お越し下さった皆様ありがとうございました。

 

午前の学生・一般の部では、皆さん、日ごろの練習の成果をしっかり発揮され中々聴き応えのある内容だったと思います。

僕の生徒さん4名も、良い点、悪い点がしっかり出た演奏で、上達と今後の課題を各々実感できたのではないでしょうか。

限られた時間の中で良く頑張ってくださったと思います。

 

自分も小さな傷は幾つかありましたが、かなり攻めの演奏が出来たので楽しく弾かせていただきました。

もう少し音楽のスケールを小さく纏めれば、もっと無傷に近いクオリティになると思うのですが、理想は高く

攻めた中での完璧なコントロールを目指して精進していきたいと思います。

やはり良い音響の中、沢山のお客さんの前で弾くのは幸せなことですね。

1つ残念だったのは、生憎の雨で湿気が酷く、楽器が影響を受けてややベコベコした音になってしまいました。

リサイタルは天気に恵まれるといいなあ。。

 

そしてゲストの福田進一先生。

19世紀ギターのG・ガダニーニを入手したのは約14年程前とのことですが、これまでレコーディングと

デュオの本番で1度だけ使ってはいるものの、ソロの本番での使用は初めてとの事でした。

大変な貴重な演奏に立ち会えたことに感謝しています。

 

福田先生のタッチが素晴らしいのは大前提として、あんな小振りな楽器から信じられないような音圧が届いてきます。

しかしモダンギターの響きの様にガツン!と来る感じではなく、包容力を感じさせる響きとでも言いましょうか。

19世紀ギターが作られた当時と同じ調弦ですので、現代の通常の調弦より半音程度低いことも影響はしていますが

とても豊かで落ち着きのある音色でした。

 

 

朝からずっと会場を使い続けて、お客様もどんどん増えてきてのゲスト演奏でしたので、会場はかなり熱気に包まれていました。

福田先生曰く「札幌なのに沖縄の本番より暑い(笑)」とのこと。中々酷なコンディションでしたが、高い集中力と卓越した音楽性

ショーマンシップに富んだ演奏でソル、バッハ、タレガとあっという間でしたね。

古典、バロック、ロマン派の19世紀ギター演奏を堪能させていただきました。

 

 

アンコールは19世紀ギターでは現代のものは難しいということもあってバッハを3曲も。

チェロ組曲3番のプレリュード、1番のプレリュード。リュート組曲2番のサラバンド。

演奏も素晴らしいですが、編曲も素晴らしい。チェロ組曲は昨年も聴きましたがまたアレンジが変わってました。

複弦の響きがとても美しく溶け合っていて印象的でした。いつか福田先生のバッハ編曲譜を出版していただきたいです。

 

打ち上げは福田先生とスポンサーの方々、連盟ギタリストと出演者の生徒の方々で

16:00~1:30までたっぷり打ちあがりました(笑)

 

また面白いお話を沢山聞けたのですがとてもここには書ききれないのでこの辺で。

 

来年のギターの祭典のゲスト演奏は誰になるでしょうか。お楽しみに…!

 

吉住和倫

 

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