クラシックギターのKくん(大学生)。
僕のレッスンを受け始めて2カ月半ですが順調に上達しています。
エクササイズも結構真面目に取り組んでいるので、指の独立性も大分上がってきました。
Kくん自身がその重要性を理解したことが一番大きいですね。
次の段階としては、和音のチェンジ等の際に、押さえる指の場所や深さが一定ではなく
低音弦を下の角度から押し上げる形で押さえてしまう事が多いので、自分のベストの形をミリ単位で理解して
再現性の高い技術が必要になってきます。
カルカッシのエチュードもこの2カ月で2曲終わらせて4番まで来ました。
かなり速い速度弾けてますが、小さなミスが頻発しています。
指の準備がノープランで上手くいっていない箇所、体重が1指に乗り過ぎて、4指に乗っていない箇所等を修正。
恐らく次回レッスンでは終われるでしょう。
このペースを続けてくれれば、学生の内にカルカッシを終わらせて、ソルのエチュードの結構良いところまでいけるかもしれませんね。
発表会で弾く予定のベネズエラ風ワルツ第3番も大分弾ける様になってきています。
最初に持ってきた時は音ミスやリズムミスもかなり多かったですが、良い意味でノーマルな音楽に聴こえる様になりました。
技術的には結構難度の高い曲なのでまだまだ不安定な箇所も幾つかありますが、音楽的な表情にもある程度深く踏み込んで
レッスン出来る状態まできているので、これから内容はどんどん良くなってくるでしょう。
発表会までレッスンはあと1回の予定です。追い込みかけて丁寧な仕上がりを目指してくださいね。
吉住和倫
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