ルーマニア民族舞曲。

今日は午前から夕方までフィラルモニカ・マンドリーニ・アルバの指導でした。

合奏練習では新曲を幾つか取り上げましたが、その中の1つ。

 

ルーマニア民族舞曲/B・バルトーク

 

ルーマニア民族舞曲は僕がまだ22歳の頃に、アルバの前身のムジカ・クラシカTという団体で弾いたことがあるのですが

10数年ぶりに作品に触れてみると、本当に良い曲だな、と実感させられました。

22歳当時はスコアもろくに読まず、大した考えもせずに勢いだけで弾いてましたが、今スコアを眺めてアナリーゼしてみると

小品ながらバルトークの洗練された作曲技法が散りばめられているのだなあと。

ルーマニアの民謡を題材にしたものなのですが、なんといっても和声のセンスが素晴らしい。

同じ音形、音程のメロディを繰り返し弾く際に、違った和声を付けていく手法は、まあよくあることなのですが

その音の選び方が卓越しています。

時には和声のみ転調して、メロディは音程の高さを保ったまま、浮遊感やほの暗さを演出して

より「民族的」な匂いを強くしています。(音楽理論に詳しくない方には解りにくい話ですみません)

本当に素晴らしい曲です…!

 

 

演奏する側としてもやはり、その和声感をしっかり感じ取って、同じ音形のメロディの演奏内容を

どう変化させていくかを考えていかなくてはいけません。

というより、それをやらないとこの作品の面白さを味わえないですね。

どんな演奏になるかとても楽しみです。

 

夜からは演奏のお仕事。

ブランシュメゾンで、ヴァイオリンの川村くんといつもの感じで、アイリッシュやボサノバやタンゴ、クラシックの名曲等…

で終わりならいつも通りな感じなのですが、今日は途中からアコーディオンの高島さんも一緒に加わっていただいて

アイリッシュを1曲だけ3人で演奏しました。

しかも立って歩きながら(笑)そういうリクエストだったので。。

実は先月のidとギルドのジョイントコンサートの際にもアンコールで立って弾くという事案があったのですが

まさか、またこんなに早く立って弾くことになるとは思いもしませんでした(笑)

 

明日はレッスンの件数も少なく、合奏指導もないので沢山練習出来そうです。

リサイタルまで1カ月を切りましたので、追い込みです。

 

吉住和倫

 

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