珍しいレッスン。

今日はマンドリンのKさん(女性)のレッスン…だったのですが

宮下祥子先生の生徒さんのクラシックギターKさん(男性)とのデュオという形態でした。

あ、どっちもKさんだ…紛らわしいですね。でも下の名前をイニシャルにしてもどっちもK・Tさんになってしまう(笑)

 

23日に宮下先生の教室の発表会があるらしく、そこでギターのKさんは

マンドリンのKさんをお誘いして一緒に出演する事になったのです。

 

ギターのKさんは腕の立つアマチュアギタリストでして、本州のシニアギターコンクールで優勝経験があり

ギター音楽祭独奏部門の常連でもあります。

実は僕がまだアマチュアでギター音楽祭に挑戦していた頃、一緒に出演した経験もあるのです…!

まさかそんなKさんにレッスンをお願いされることになるとは、当時夢にも思いませんでした(笑)

 

曲はKAZE/長岡克己。

マンドリンとギターの為に書かれた曲です。

結構派手目で技術的に中々難しい箇所も幾つかあるのですが、2人共とてもよく弾けてます。

思わず「明日が発表会でも大丈夫そうですね」と言ってしまうくらい。

 

マンドリンのKさんは前回のレッスン時に大体一通り見ていましたが、よくポイントを押さえて練習してきてくれました。

細かいアーティキュレーションやリズム、技術的にやや不安定な箇所のフォームと左手のタイミングを整えれば問題なしです。

 

ギターのKさんは難所もかなり高い精度で弾けていますし、このままでも問題ないのですが、それだとレッスンにならないので。。

ポリリズムを平坦に弾いていたので、強調するポイントの設定。非和声音→和声音の処理。和音の内声の響きの創り方。

隣り合った音符の音色のグラデーションの設定などなど。大分演奏が立体的に聴こえる様になりました。

後は折角来て下さったので、今後の役に立てば…ということで、右手のタッチについて。

m指の振りかぶりや、a指がm指にくっ付いて一緒に動いてしまっている癖などを指摘させていただきました。

 

アンサンブル的にはややリズムが複雑なので、ギターとマンドリンが同じリズムでしっかり噛み合う箇所の

アーティキュレーションの統一、違うリズムでディレイの様な効果を生んでいる個所の意識などが課題になってきます。

あと2週間。必ず良い演奏に仕上がるでしょう。僕も聴きたいけど…リサイタル2日前か(笑)

 

吉住和倫

 

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