いよいよ今週末です。

リサイタルまで残り1週間を切りました…！

ここから最後の追い込みです。

最近はプログラムの全曲通し練習も行っていますが、いやはや疲れますね…(笑)

我ながら選曲がヘビー過ぎる。。

お世話になってる札幌の先生にも「凄いプログラムだね！」と言われましたが

技術的にも音楽的にもかなりハードなプログラムです。

しかし演奏する僕が疲弊している様では、聴いていただくお客様はより聴き疲れしてしまうと思いますので

最後まで集中力を高く保って演奏出来る様に精進します。

あとはシャコンヌの音決め…。まだ低音を決めかねてる箇所が幾つかあります。

4本弦のヴァイオリンの為に書かれた作品ですので、どうしても楽器上の制約で

シャコンヌの主題の低音を書ききることが出来ない場合があります。

しかしバッハはそれを省略しても低音主題を感じさせる様に巧みに音を選び、時には旋律線に組み込んだりもしています。

このシャコンヌを鍵盤楽器やギター、リュートで弾く場合は、バッハの想定していた低音を

汲み取って音を足す場合が多いのですが、このチョイスが中々難しいです。

選択を誤ると、シャコンヌという形式が崩れてしまうので。

何にせよ明後日くらいには音を固めなくてはいけません。

この様に鍵盤だったら、楽器の制約にほとんど縛られることなく過不足ない低音を付け加えられますが

ギターではそうはいきません。

それにしてもレオンハルトのバッハは本当に素晴らしいですね。僕は結局生で聴くことは叶いませんでした。

多分僕の生涯の中でも、「一度生で聴いてみたかった演奏家」の上位3人に入り続けるでしょう。

吉住和倫

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