就職が決まって北海道を離れる生徒さんとのお別れが近づいてきました。
何度かブログにも書かせてもらっているギターの小林和音くん。
まだ正確な勤務地は決まっていませんが、本州でもギターを続けるつもりなので
良い状態で送り出せる様に、最近は技術的に的を絞ったレッスンです。
左手はそれなりの難度の曲にも対応出来る水準まで来ましたが
右手の各指の分離、関節の使い方、弾いた指を戻すタイミング等々…
この辺りがかなり曖昧で安定性を欠いていたので、システマチックに改良中です。
教材はカルカッシのエチュード7番とヴィラ=ロボスのエチュード1番、アストゥリアス。
正しい動作は頭では大分理解できたものの、焦って速過ぎる速度で弾いてしまいがちだったり
不均等な動作を見過ごしたまま反復してしまったりで、苦しんでましたが
ここ1カ月くらいでかなり正しい右手の技術が身に付いてきました。
新しい先生のところに行っても、基礎の基礎からやり直しにならず
楽しくギターを続けられる目処は立った気がします。
音楽表現では、やや押しが弱くモノトーン過ぎる傾向があるので、あと2カ月弱でその辺りを強化していけたらと。
今、大学のサークルのイベントで弾く為に練習しているカフェ1930/A・ピアソラが色気が必要な曲なので
丁度良い教材になっています。
この曲は世界中の著名な演奏家に取り上げられていますが、僕が一番好きな音源はこれ。
ギターパートがピアノに編曲されてますけど、とても秀逸なアレンジ…!
いつか自分もこんな演奏がしたいです。
吉住和倫
公益社団法人日本ギター連盟公認ギター教室
札幌の音楽教室・マンドリン・ギタースクール
『吉住ギター・マンドリン教室』
〒063-0847 札幌市西区八軒7条西3丁目2-27
Tel 090-8176-3234 Email fuoco0326@gmail.com
コメントをお書きください