小樽へ。

今日は小樽商科大学プレクラムアンサンブルの合奏指導に行ってきました。

生徒さんで僕の教室に習いに来てくれてる人が数名いるということもあって

その繋がりから、今日一緒に合奏練習させていただけることになりました。

感謝、感謝。

 

曲は3つのスペイン風舞曲/P.ラコムと虹色の情景/村松健太郎。

商大のマンドリンサークルは基本的にずっと指導者なしでやってきていますが

技術的には思ってた以上に整っている方が揃っていて、4月から3年目、2年目を

迎えるメンバーのみでのアンサンブルとしては中々安定した演奏を聴かせてくれました。

 

ただ、音楽表現としては音量の変化と、書いてある音符通りの変化、しか手段を知らないという印象でしたので

その「手段」を増やすことを中心に練習を進めさせていただきました。

主に音色と時間についてです。音楽は基本的に、ダイナミクス、音色、時間

この3つのパラメータを変化させ組み合わせたもので創っていくことになりますが

ダイナミクスのみの変化では一本調子の表現にしかなりません。

 

音色はまず「変化を付ける」という発想が持てていない様子だったので(独学の人はほとんどが該当します)

具体的にどう弾けば音色が変わるか、音色を変えてどう表情が豊かになっていくかを実践を交えて説明。

また「楽器の効率の良い鳴らし方」つまり表面版をしっかり振動させるにはどう弾くべきなのか?

これも合わせて解説させていただきました。

 

時間は主にアーティキュレーションについて。

ある4分音符を音価分きっちりの長さで弾くのか、短く切るのか。

スタッカートの表記があった場合、それを少し長く緩い印象のスタッカートにするのか

短く鋭いものとして扱うのか等々。

それで一体何が変わるのか?と感じられる方もいらっしゃるでしょう。シンプルに言うと

音価を考えて音楽を構築することで、聴き手に与える印象がリズミカルになったり、滑らかになるのです。

 

商大の皆さんにとっては、今まで、やったことも考えたこともないことばかりだったと思いますので

練習中には中々実践が難しいものもありましたが、中々食い付きが良く、ほとんどの方に変化を

体感していただけたのではないかと思います。

 

練習後は交流も兼ねて、飲み会~。とても楽しかったです。って写真撮るの忘れた(笑)

ぐいぐい音楽、楽器の質問をしてくる子も何人もいて、皆さんやっぱり音楽が好きで

良い演奏したいんだな~、と強く感じました。

 

また演奏を聴かせてもらえるのを楽しみにしてます。

 

 

吉住和倫

 

公益社団法人日本ギター連盟公認ギター教室

札幌の音楽教室・マンドリン・ギタースクール

『吉住ギター・マンドリン教室』

〒063-0847 札幌市西区八軒7条西3丁目2-27

 Tel 090-8176-3234  Email fuoco0326@gmail.com