ひまわりの約束～小学生の生徒さんの為の。

クラシックギターのSちゃん(小学生)。

前回のレッスン時、「今回あまり練習してないんですよね～」とSちゃんのお母さんが仰ったのですが

練習してない割には弾けてる…確かに曲のさらいは不十分な印象だけど、ギター自体は上達してる。。

不思議に思ってよくよく話を聞いてみると

課題のエチュードや音階練習はあまりやっていないけど、ギター自体は弾いている。

ディズニーや、映画の主題歌として使われてる曲を、耳コピしたり

たまたま小学校のリコーダーの授業で使った譜面をギターで弾いてみたり。

基本的に毎日ギターには触っているとのこと。

「じゃあ、それを聴かせてみて！」と僕が言うと、ちょっと照れくさいのと、戸惑っているのと、といった感じで。

お母さんが「ギターのレッスンではそういうのはやらないもの、と思ってたみたいです」と仰るので

「好きで弾きたいものがあるなら、それをレッスンでやるのが一番良いです！」とお答えすると

幾つかの曲を弾いてくれました。

『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束/秦基博」が単音のメロディだけながら割と良く弾けてるので

「じゃあ、これに簡単な伴奏の音を付けた編曲譜を次回レッスンまでに僕が作ります」と約束。

ということで今日は、ひまわりの約束に簡単な中低音を足した編曲でのレッスン。

最初に僕が通して弾くと「こんなの弾けるかな～？」とSちゃん。

不安な様子で今日のレッスンが始まりましたが、サビの手前まで和音の押さえ方や

運指をゆっくりチェックしながら音を取ってもらいました。

彼女にとっては、譜面を読んでどこを押さえるのか、を把握するのが難しいのであって

実は技術的にはそこまでハードルは高くないのでした。サビは少し難しくなりますけど。

Sちゃんも、自分でも弾けそう、という実感を持ってくれた様子。

きっとお家での練習は苦労もすると思いますが、次回レッスンが楽しみです。

練習曲やエクササイズは、技術と音楽表現の向上の為には欠かせないものですが

やはり好きな曲を練習するのが一番です。楽しくないと練習にも身が入りませんし。

好きな曲を練習した上で、しっかり目的意識を持って練習曲やエクササイズに臨んでもらうのが理想的なので

Sちゃんが自発的に弾きたいと思える曲が見つかって良かったです。

このくらいの編曲なら僕は大した時間を掛けずに作れるので、生徒さんからリクエストがあれば幾らでもお応えします！

吉住和倫

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