初夏の演奏会終了。

指導団体、北海道大学チルコロマンドリニスティコ・アウロラの初夏の演奏会

お陰様で無事盛会に終わりました。

ご来場いただいた皆さまありがとうございました。

 

先日の演奏会のご案内にも書いた通り、タイトなスケジュールの中での準備となりましたが

指導者目線としては、よくここまで頑張ったな、と素直に思える素晴らしい演奏会でした。

 

全体的に本番での演奏は、練習時の出来の想定通り(長年指導の仕事をしていると、解ってしまうのです)

テンポがかなり前のめりになって危なっかしい場面もありましたが、同時に練習時には見られなかった

推進力と音の方向性を感じられたのはメンバー達の集中力の高さが成せる業だったと思います。

今のアウロラ3年目の94代、2年目の95代の良い所も悪い所もしっかり出せた、そんな演奏でしたね。

 

水澤くん作曲の初演作品も、途中転びかける個所もありながらも、作品の魅力が伝わるものでしたし

メイン曲「マンドリンのためのソネット第5番/壺井一歩」も複雑なリズムセクションの難所を上手く切り抜けて

華やかな仕上がりでした。

マンドリン音楽祭から2カ月弱、この困難な演奏会を乗り越えて、多くのメンバーが大きく成長しました。

 

 

これから夏の演奏旅行を挟んで定期演奏会の準備に入っていきます。

オケ全体、パート毎、指揮者やトップ個人、細かい課題は明確になりつつありますので

僕もより良いサポートが出来るように、励んでいきます。

 

そして、アウロラはこれから少しずつ「音」が生まれ変わります。

所属する部員は、マンドリン、ギターパートは自分の楽器を購入して持ちますが

マンドラ、マンドロンチェロ、コントラバスは高額な為、部が所有しているものを使います。

その楽器の中には経年劣化等で楽器としての魅力、機能を失いつつあるものが少なくありません。

アウロラは基本的に4年で人が入れ替わる為に、楽器の良し悪し、コンディションを判断する基準が育まれずにきています。

もう買い替えなければいけない、演奏会に出せる状態ではない楽器で随分無理をしてきました。

特に僕がアウロラに指導に携わらせていただいてからこれまでの間でも、楽器のコンディションの急速な悪化を感じている為

ここで思い切って複数台の楽器の購入に踏み切ることになりました。

予算の都合で今年度中に高い水準のマンドラ、マンドロンチェロ、コントラバスを十分な台数を揃えることは難しいのですが

定期演奏会では、より瑞々しいオーケストラのサウンドをお届け出来ることをお約束します。

どうぞお楽しみに!

 

吉住和倫

 

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