元生徒で昨年3月に就職で札幌を離れ、東京で働いている小林和音くん。
仕事で札幌に来る用があるという事で、空き時間でレッスンを受けに来てくれました。
彼は今、僕の友人でもある凄腕ギタリストの熊谷俊之くんに師事しています。
久々に彼の演奏を聴くのでどう変わっているかとても楽しみでしたが、かなり上達していました!
昨年3月、右手のタッチ、独立性がまだ不安定な状態での卒業だったのですが、僕が卒業直前に出した課題を
熊谷くんに師事する昨年6月までの間にしっかり練習してくれたらしく、それが効果覿面だったとのこと。
また、左手の形や準備動作も随分良くなっており、これは正しく熊谷くんの素晴らしいレッスンのお陰でしょう。
そしてそれ以上に、社会人になってからも楽しく意欲的にギターを続けてくれていることが本当に嬉しく思います。
学生の頃の和音くん。
曲は無伴奏チェロ組曲1番からプレリュード/J.S.バッハ、クーラント二長調/M.M.ポンセの2曲と
ワルツ3番/A.バリオスをちょっとだけ。
何でもアマチュアギターコンクールや、神奈川で行われるオーディションに向けて練習しているとのこと。
社会人になってからも意欲的に頑張ってます。
熊谷君に師事している状態なので、曲へのアプローチを確認の上それを崩さずに、もっと上手くいく方法を模索。
バッハの運指は幾つか良いものが提供できたと思いますし、フレーズの前後関係も整理できたのではないでしょうか。
クーラントは全体的に平坦で表現の方向性がまだ定まっていない様子だったので、細かいフレーズのテクスチャの違い
ゼクエンツ、を読み取って表情付けを考えること。
クーラントなので基本3拍子ですが、拍子感覚が掴めておらず、ヘミオラの効果も薄くなっていたので、3拍子の感覚を整理。
ワルツ3番は技術的に苦労している個所の準備動作の方法とタイミング(これがとっても重要なのです)を伝授しました。
昨年と比べて、演奏は全体的に安定性が出てきているので、ダイナミクスの幅が広がれば
コンクールやオーディションでも良い成果が得られそうな感触です。
卒業した後でも、こうしてまたレッスン受けにきてくれるのは嬉しいですね。
またそれ以上に、社会人になってからも意欲的に楽しくギターを続けてくれていることが本当に嬉しく思います。
また演奏聴かせてもらえるのを楽しみにしています。
吉住和倫
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