毎年出入りの多いこの時期ですが、また新しい生徒さんのご紹介。
クラシックギターでのご入会、Yちゃん、5歳の女の子です。
お母様が昔からギターをやってみたかったと思っていて、それをYちゃんにお話したら
「ギターをやってみたい」という事で来てくださいました。
未就学のお子様ですので、まず椅子に座ってギターを構えることが難しいです。
と言っても、お子様本人は全く難しいとは感じないのですが。
当然子供用サイズのもっとも小さい弦長480mmの楽器を用意します。
しかし、それでも大人の様に左足を足台に乗せての構えは不可能です。
小さなお子様は足台を2つ用意し、両足を乗せた状態。楽器は右太ももに乗せます。
480mmのギター。写真では大人用との違いはほとんど解りませんね。
開放弦をi指=人差し指=おかあさんゆび、全弦開放弦をp指=親指=おとうさんゆびで弾くことからのスタートです。
今月初めの体験レッスン時はリズムにブレがありましたが、今はキッチリ4拍子をカウントしてとても高い精度で演奏してくれています。
お母様がお家で根気よく練習をサポートしてくださっている成果ですね。
次の段階として、弦を押さえる→離す~を繰り返す「たこたこあがれ」を練習してきていただいたのですが
お母様曰く「まだ難しくて弾けないみたいです」との事。
「Yちゃん、間違っても大丈夫だから弾いてみてくれる?」と聞くと「はずかしいからいや!」と満面の笑顔で返してくれました(笑)
取りあえず僕がお手本として弾くと、とても元気よく合わせて小躍りしながら歌ってくれます。
そんなやり取りを何度か続けてからYちゃんを何とか説得し(笑)元気な声で歌ってもらいながら弾いてもらうと…
全くミスもなく、リズムがヨレることもなく弾けるじゃないですか。。
しかしお母様はとても驚いて「初めて上手に弾けました…!」と。
直前にYちゃん自身が体でリズムを取りながら歌い、何度も僕のお手本に合わせてくれた事で
Yちゃんのイメージがしっかり固まったのが功を奏したのでしょうね。
やはりリトミックは重要なのだな、と改めて実感です。
指だけで練習してもやはりイメージが先に定着していなければ、中々定着、上達は難しいのです。
何よりイメージがあるかないかで、お子様のギターへの集中力も体感する楽しさも大きく変わってきます。
もう少し慣れたら、音符を読む勉強にも着手しますが、今はとにかくギターという楽器を日々の生活の中で楽しむことが一番大切。
Yちゃんと一緒にギターで遊ぶことがレッスンの第一目的です。
吉住和倫
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